Patch エレメント

説明
Patch エレメントは C プログラムの main() 関数と似ています。 リンクしている時には、好結果を生じさせるために、Patch セクション 1 つだけがリンカに与えられ得ます。 このエレメントを使うことにより MSP ファイルが作成されます。
Windows Installer リファレンス
なし
Wix
タグの内部テキスト
なし
シーケンス (最小:1, 最大:1)
  1. エレメントの選択 (最小:0, 最大:無制限)
    • Media (最小:1, 最大:無制限)
    • OptimizeCustomActions (最小:0, 最大:1): パッチを適用している時にカスタムアクションが省略できるかどうかを示します。
    • PatchFamily (最小:1, 最大:無制限)
    • PatchFamilyRef (最小:0, 最大:無制限)
    • PatchProperty (最小:0, 最大:無制限)
    • TargetProductCodes (最小:0, 最大:無制限)
    • Any Element namespace='##other' processContents='Lax'
属性
名前 タイプ 説明 必須
AllowRemoval YesNoType これがアンインストール可能なパッチであるかどうか。  
ApiPatchingSymbolNoFailuresFlag YesNoType バイナリファイルパッチを作成している時に使用されるフラグ。デフォルトは "no" です。imagehlp 失敗のせいでパッチに失敗しません。  
ApiPatchingSymbolNoImagehlpFlag YesNoType バイナリファイルパッチを作成している時に使用されるフラグ。デフォルトは "no" です。imagehlp.dll を使わないでください。  
ApiPatchingSymbolUndecoratedTooFlag YesNoType バイナリファイルパッチを作成している時に使用されるフラグ。デフォルトは "no" です。修飾されたシンボルのマッチングの後に、修飾されていない名前で残っているものとマッチしようとします。  
Classification PatchClassificationType アップデートの種類。 Yes
ClientPatchId String プロダクトオーサリングにおいて使われうるパッチに特有な容易に参照されるアイデンティティ。詳細については、Remarks を見てください。  
Codepage String 結果として生じる MSP についてのコードページ整数値またはウェブ名。詳細については、Remarks を見てください。  
Comments String ブラウズのためのオプションのコメント。  
Description String パッチの説明。 Yes
DisplayName String 公的な表示にふさわしい パッチのためのタイトル。XP SP2 からのプログラムの追加と削除において。 Yes
Id AutogenGuid このパッチのためのパッチコード。  
Manufacturer String パッケージをリリースしているベンダ。  
MinorUpdateTargetRTM YesNoType パッチがプロダクトの RTM バージョンまたは最も最近のメジャーアップグレードパッチをターゲットとすることを示します。 パッチがプロダクトの RTM バージョンまでのまたは最も最近のメジャーアップグレードパッチまでのすべてのパッチを削除することを示す配列情報を含む マイナーアップデートパッチ中でこのオプションプロパティを書いてください。 このプロパティは、Windows インストーラー 3.1 以降で利用可能です。  
MoreInfoURL String このパッチに特有な情報を提供する URL。XP SP2 からのプログラムの追加と削除において。  
OptimizedInstallMode YesNoType もしこの属性がトランザクションで適用されるすべてのパッチにおいて 'yes' に設定されるならば、もし可能ならパッチのアプリケーションは最適化されます。 Windows インストーラー 3.1 以降で利用可能です。  
OptimizePatchSizeForLargeFiles YesNoType この属性が設定される時には、サイズが約 4 MBより大きいファイルのためのパッチが より小さくされるかもしれません。  
TargetProductName String アプリケーションまたはターゲット プロダクトスイートの名前。  
Remarks

1252 のような整数、または Windows-1252 のようなウェブ名によって有効な どの Windows コードでも指定できます。詳細については、コードページを見てください。

ClientPatchId 属性は、プロダクトオーサリングにおいて使うことができる、容易に参照されるアイデンティティを指定することを可能にします。このアイデンティティは、ClientPatchId.PatchCode や ClientPatchId.AllowRemoval などのように、WiX によりパッチトランスフォームに追加されてプロパティにプリフィックスされます。もしパッチコード GUID が自動生成されるなら、この自動生成されたプリフィックスを使っているどのようなプロパティも参照できません。

例えば、もし "QFE1" として参照されるパッチを出荷することを計画していて、プロダクトオーサリング中でこのパッチのための UninstallString といったプログラムの追加と削除のためのあなた自身のレジストリー値を書く必要があれば、UninstallString の名前と [SystemFolder]msiexec.exe /package [ProductCode] /uninstall [QFE1.PatchCode] の値でレジストリー値を作成できます。パッチオーサリング中で、その次に ClientPatchId を "QFE1" に設定します。パッチが作成される時に、WiX は QFE1.PatchCode プロパティをパッチトランスフォームに追加します。もし Id 属性が自動的に生成されるべきパッチコードを指定すると、上で示されるように prefix.PatchCode プロパティを参照することができません。

See Also
Wix Schema