MSDN > MSDN Library > Win32 and COM Development > Administration and Management > Application Installation and Servicing > Windows Installer > Windows Installer Reference > Installer Database > Using the Installer Database > Using a Sequence Table
シーケンステーブルのオーサリングは、これらのテーブルが インストールプロセスを制御して ユーザーインタフェースダイアログボックスを表示する スタンダード アクション ( standard actions ) のために実行の順序を指定するので、インストーラパッケージを開発する 必要不可欠の部分です。
インストールの3つのモードと各モードのための2つのタイプのシーケンステーブルがあります。
現在インストーラによりサポートされている3つの別々のインストールモードは、以下の通りです:
シーケンステーブルはそれぞれ、3つのフィールドを持っています: Action、Condition、Sequence です。Actionフィールド名は、スタンダードやカスタムアクションか、ユーザー定義のダイアログ ボックスか、インストーラが実行するシーケンスのどれかです。Conditionフィールドは作者に、 アクションやユーザー定義ダイアログが実行や表示されるかどうかを制御する論理式を 指定すること を可能にします。もしConditionフィールドが空白であるかTrueに評価する式を含んでいるなら、 アクションかダイアログは実行や表示されます。もし式をFalseに評価するなら、アクションや ダイアログはスキップされます。Sequenceフィールドは、テーブル中のそれぞれの アクションや ユーザー定義ダイアログの実行の順序を指定します。
これらのインストールモードはそれぞれ、ユーザーインタフェース シーケンステーブルと実行 シーケンステーブルを処理します。ユーザーインタフェース シーケンステーブルは、インストーラが ユーザーインタフェース ディスプレイレベルを Reduced か Full で初期化された時にだけ、処理 されます。ユーザーインタフェース ディスプレイレベルについての より多くのインフォメーションに 関しては MsiSetInternalUI リファレンスを見て下さい。
ユーザーインタフェース シーケンステーブルは通常、ユーザーインタフェースを通してユーザに 表示されるシステム情報の収集に結び付けられているスタンダードアクションを含んでいます。 ユーザーインタフェースは、ユーザーインタフェース シーケンステーブルのActionフィールドの dialog table 中のダイアログボックスの名前に 外部のキーを記録する事によって表示されます。 その次にユーザーが、システム情報を変更や承諾して、実行シーケンステーブルが処理される時に 起こる、インストールを始める機会を持ちます。
シンプル インストールの間、 INSTALL トップレベル アクションが実行され、その結果、 InstallUISequence table と InstallExecuteSequence テーブル ( InstallExecuteSequence table ) が処理されます。
管理インストールは通常 ネットワーク管理者によって、アプリケーションを 個々のユーザとユーザの グループのために割り当てとインストールする事を始められます。このタイプのインストールの間、 AdminUISequence table と AdminExecuteSequence table を処理する ADMIN トップレベル アクションが実行されます。
アプリケーションやフィーチャーを advertise(アドバタイズ)するには、インストーラは ADVERTISE アクションで開始されなければなりません。このタイプのインストールの間、 AdvtExecuteSequence table が処理されます。
シーケンステーブルをオーサリングしている時、スタンダードアクションに 以下のトピックス中の 提案されたシーケンスからシーケンス番号を使用するのは、優れた習慣です。 ForceReboot、 ValidateProductID、 InstallExecute といったシーケンステーブル中に標準的な位置を持たないスタンダード アクションに関しては、アクションをスタンダードアクションとして認識するのに10の倍数である シーケンス番号を使用して下さい。カスタムアクションに関しては、シーケンステーブル中でそれを スタンダードアクションと区別するのに10の倍数でないシーケンス番号を使用して下さい。
各シーケンステーブルのための提案されたアクションシーケンスに関しては、以下のトピックスを 見てください:
シーケンステーブルの詳しい説明とどのようにスタンダードアクションが実行されるかに関しては、 sequence table detailed example を見てください。
Windows Installer 3.0 以降:
Windows Installer 3.0から、パッチパッケージは MsiPatchSequence table を含むことができます。このテーブルは、インストーラが 他のすべての パッチに関連して小さいアップデートパッチの適用のシーケンスを決定するのに必要とする すべての情報を含んでいます。より多くのインフォメーションに関しては、 パッチとアップグレード ( Patching and Upgrades ) を見てください。
注
Merge Modules は、ターゲット .msi ファイルのアクション シーケンステーブルを変更する Merge Module Database Tables を含んでいるかもしれません。モジュールのデータベースへの マージは、シーケンステーブル中の情報を変更する事ができますが、これらのテーブルを .msi ファイルへ追加はしません。より多くのインフォメーションに関しては、 Authoring Merge Module Sequence Tables を見て下さい。