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InstallExecuteSequence テーブルは、トップレベル INSTALL action が実行された時に実行されるアクションを記載しています。
InstallValidate action までのインストールシーケンス中のアクションとどの Exit ダイアログ
ボックスも、
InstallUISequence table 中にあります。InstallValidate からインストールシーケンスの
終わりまでのすべてのアクションは、InstallExecuteSequence テーブル中にあります。なぜなら、
InstallExecuteSequence テーブルはスタンドアローンである必要があり、
LaunchConditions、
CostInitialize、
FileCost、
CostFinalize アクションと言ったような いくらか必須の初期化アクションを持っている
からです。
(訳注:
Suggested InstallUISequence と
Suggested InstallExecuteSequence を参照して下さい。)
ユーザーインターフェースを必要としている Custom actions は、 Dialog table を使って作成されたダイアログボックスの代わりに MsiProcessMessage を使うべきです。
InstallExecuteSequence テーブルは以下のカラムを持っています。
カラム | タイプ | キー | 存在しなくてもよい |
---|---|---|---|
Action | Identifier | Yes | No |
Condition | Condition | No | Yes |
Sequence | Integer | No | Yes |
実行するアクションの名前。これはビルトイン アクションかカスタムアクションのどちらか です。
プライマリ テーブルキー。
このフィールドは条件式が入っています。もし式が False に評価されるなら、アクションは スキップされます。もし式のシンタクスが無効なら、iesBadActionData を返してシーケンスは終了 します。条件式のシンタクスにおけるインフォメーションに関しては、 条件文シンタクス ( Conditional Statement Syntax ) を見て下さい。
このアクションが実行されるべきシーケンス位置を決定する番号。
正の値がシーケンス位置を表しています。値が存在しないとアクションが実行されない事を 示しています。続いてくる負の値は、もしインストーラーが結び付けられた終了フラグを返すと このアクションが実行される事を示しています。それぞれの終了フラグ(負の値)は1つの アクションでしか使用され得ません。多数のアクションが終了フラグを持つ事ができますが、 それらは異なったフラグでなければなりません。終了フラグ(負の値)は通常 Dialog Boxes で使用されます。
終了フラグ | 値 | 説明 |
---|---|---|
msiDoActionStatusSuccess | -1 | 首尾よく完了した。Exit ダイアログボックスと共に使用される。 |
msiDoActionStatusUserExit | -2 | ユーザーがインストールを中断した。UserExit ダイアログボックスと共に使用される。 |
msiDoActionStatusFailure | -3 | 致命的なエラーで中断した。FatalError ダイアログボックスと共に使用される。 |
msiDoActionStatusSuspend | -4 | インストールが一時停止されている。 |
ゼロ、その他すべての負の数字、存在しない値は、アクションが決して実行されない事を 示しています。
プログレス表示やログの為のローカライズされたテキストは、 ActionText table 中で指定されます。
シーケンステーブルの例に関しては、 シーケンステーブルの使用 ( Using a Sequence Table ) を見て下さい。