RemoveExistingProducts アクション

RemoveExistingProducts アクションは、 Upgrade table の ActionProperty カラム中に記載されたプロダクト コードを通り抜け、 同時発生のインストールを起動する事によって シーケンス中でプロダクトを削除します。 それぞれの同時発生インストールの為に インストーラーは、 ProductCode プロパティを プロダクト コードにセットし、 REMOVE プロパティを Upgrade テーブルの Remove フィールド中の値に セットします。 もし Remove フィールドが無記入なら その値は ALL がデフォルトになり、インストーラーは プロダクト全体を削除します。

インストーラーは、初めてプロダクトをインストールする時にだけ RemoveExistingProducts アクションを実行します。 maintenance installation （メンテナンス インストール）やアンインストールの間は アクションを実行しません。

シーケンスの制約

RemoveExistingProducts アクションは、以下の場所のうちの 1 つの アクション シーケンス中に スケジュールされなければなりません。

• InstallValidate action と InstallInitialize action との間。この場合 インストーラーは、新しいアプリケーションを インストールする前に 古いアプリケーションを完全に削除します。再利用される全てのファイルが 再コピーされなければならないので、これはアクションにとって能率的ではない配置です。
• InstallInitialize action の後で、実行スクリプトを生成する あらゆるアクションの前。
• InstallExecute action か InstallExecuteAgain action と InstallFinalize action との間。たいてい最後 3 つのアクションは もう 1 つのもののすぐ後に スケジュールされます： InstallExecute, RemoveExistingProducts, InstallFinalize です。 この場合には、アップデートされるファイルが まずインストールされて、その次に 古いファイルが 削除されます。けれど、もし古いアプリケーションの削除が失敗すると、インストーラーは 古いアプリケーションの削除と新しいアプリケーションのインストールの両方を ロールバックします。
• InstallFinalize action の後。これはアクションにとって最も能率的な配置です。 この場合には、インストーラーは 古いアプリケーションを削除する前に ファイルをアップデート します。アップデートされているファイルだけが インストールの間に インストールされます。 もし古いアプリケーションの削除が失敗すると、インストーラーは 古いアプリケーションの アンインストールだけを ロールバックします。

ActionData メッセージ

Remarks

Windows Installer は、このアクションを実行する時に UPGRADINGPRODUCTCODE プロパティをセットします。