dotNetInstaller.exe は、ブートストラッパー 、つまり あなたのセットアップ プロセスのための軽量ドライバです。簡単に表現すると、これはあなたの setup.exe です。ユーザーインターフェース、プログレス、ステータス、 サイレント インストールのサポートを提供し、オプションのコンポーネントのユーザー選択を可能にします。 ワークフローは高度にフレキシブルで、UI は幾分カスタマイズできます。
コマンドライン引数
- /? または /help
- ヘルプ画面を表示します。
- /ConfigFile [path]
- オプションのコンフィギュレーション ファイル名と場所。 dotNetInstaller EXE と同じ場所の configuration.xml がデフォルトです。
- /i
- コンポーネントをインストールする(デフォルト)。
- /x
- コンポーネントをアンインストールする。
- /q
- コンフィギュレーションの ui_mode 属性をオーバーライドして、 サイレント UI モードを強制します。
- /qb
- コンフィギュレーションの ui_mode 属性をオーバーライドして、 ベーシック UI モードを強制します。ベーシック UI モードは、プログレス ダイアログを表示しますが、 どんなユーザー応答も必要としません。
- /qn
- コンフィギュレーションの ui_mode 属性をオーバーライドして、 フル UI モードを強制します。
- /nosplash
- スプラッシュスクリーンを表示しない。
- /CompleteCommandArgs
- complete_command のための追加引数を 指定します。 例えば、もしあなたの complete command が MSI であるならば、これが追加パラメーターを渡します。
- /Log
- インストールの間、デバッグに役立つ インフォメーションとエラーを持つ ログファイルを作成します。 このファイルは、ユーザー テンポラリー ディレクトリー中で dotNetInstallerLog.txt という名前で 見付ける事ができます(例えば C:\Documents and Settings\YOUR_NAME\Local Settings\Temp\dotNetInstallerLog.txt )。 その場所と名前は /LogFile で指定できます。
- /LogFile [path]
- オプションの ログファイル名と場所。
- /ExtractCab
- もしこのパッケージが埋め込み CAB を含んでいるなら、全ての内容を カレントディレクトリーの SupportFiles という新しいフォルダの下に 展開します。 指定された時、他のすべてのオプションが無視され インストールは実行されません。
- /DisplayCab
- もしこのパッケージが埋め込み CAB を含んでいるなら、その内容を表示します。
- /DisplayConfig
- プロセッサアーキテクチャや lcid をチェックする事無く コンフィギュレーションとコンポーネントの 完全なリストを表示します。
- /ComponentArgs "*|id|display_name":"値"
-
追加のコンポーネントパラメーター。これは、すべて(
*
)あるいは、この順で、それらのid
and/ordisplay_name
による特定のコンポーネントに 追加のコマンドライン引数を渡す事を 可能にします。値は、msi とcmd タイプ コンポーネントの サイレントと非サイレントの両方のコマンドラインに 追加されます。 コンポーネントid やdisplay_name は、configuration.xml 中の1つに厳密に一致しなければなりません。注:
もし複数のコンポーネントが同じ id で宣言されると、コマンドは全てに適用される事に 注意して下さい。存在しないコンポーネントに適用されたコンポーネント引数は 無視されます。
- /ControlArgs "id":"値"
-
追加のユーザー定義コントロールパラメーター。 これはユーザーコントロール値のオーバーライドを可能にします。
注:
もし複数のユーザーコントロールが同じ id で宣言されると、パラメーターは全てに適用される事に 注意して下さい。存在しないユーザーコントロールに適用されたコントロール引数は 無視されます。
- /Launcher [プログラム パス]
-
これは obsolete(時代遅れ)です。
もしインストールが 再起動と dotNetInstaller の再開を要求するならば、この引数は システムが起動して戻ってきた後に実行する違うプログラムへのパスを 指定します。 もしパスがスペースを含むなら、パスは二重引用符でくくられていなければなりません。 この引数は、dotNetInstaller が自己展開EXE(SFX)パッケージの一部として配布された場合に 特に役立ちます。
- /LauncherArgs [プログラム引数]
-
これは obsolete(時代遅れ)です。
上記の /Launcher 引数と共に使用しました。すなわち、/Launcher 引数のコマンドと共に使用されるべき コマンドライン引数を指定しました。
注:
もし LauncherArgs がスペースを含むならば、引数文字列は引用符でくくられていなければなりません。 もし LauncherArgs が "-" や "/" で始まるならば、引数文字列は引用符でくくられていなければなりません。 はじめの引用符と引数の最初の文字との間に スペースを入れなければなりません(例えば "/q" の代わりに " /q" のように引数を入力する[スペースを入れる違いに注意])。
リターン コード
- 0
- 成功
- -1
- あらゆる不特定エラー
- -2
- メイン ダイアログ中で ユーザーが Cancel を押した。
- その他のあらゆるゼロでない値
- 失敗したコンポーネントのエラー コード。これは、msi コンポーネントについては msiexec リターン コードで、 cmd コンポーネントについては プロセス終了コードです。