dotNetInstaller Users Guide
再起動要求

dotNetInstaller は、コンポーネント間の再起動を フルにサポートして処理します。

再起動要求

再起動動作は、msi, msu, cmd コンポーネント中の特別処理によるのと同様に 3つの コンポーネントベースとインストールベース オプションによってサポートされています。 mustreboot, reboot_required, must_reboot_required です。

mustreboot
このオプションは、すべての成功したインストールの場合で再起動決定をなす事を ブートストラッパーに強制します。 msi コンポーネントは自動的に再起動をブートストラッパーに合図するので、決してそれでこのオプションを使うべきではありません。
must_reboot_required
デフォルトでは dotNetInstaller は、ユーザーが今すぐに再起動したいかどうかを 尋ねます。 このオプションを true にすると、再起動が求められる時に 再起動を延期する機会を与える事無く ユーザーに再起動を強制します。 このオプションの値にかかわらず、reboot_required によって定義されたメッセージが表示される事に 注意して下さい。
reboot_required
再起動が求められる時に表示するメッセージ。 もし must_reboot_requiredfalse ならば、 この値を "今すぐ再起動しますか?" のような何かにセットして下さい。 もし must_reboot_required の値が true ならば、 この値を "すぐにコンピュータを再起動します。" のような何かにセットして下さい。

再起動オプションは、もう少し作業のある msi コンポーネントと cmd コンポーネントで最も効果的です。Windows インストーラーは、特別なリターンコード (ERROR_SUCCESS_REBOOT_REQUIRED=3010) を経由して 再起動が必要である事をブートストラッパーに知らせるかもしれません。 これは例えば、ロックされたファイルが置き換えできなかった時に 起こります。Windows は 再起動の後に置換をスケジューリングします。 dotNetInstaller は、再起動を強制し、インストール シーケンス中の以前の位置に戻る事が 可能です。 オプションは、ブートストラッパーがこの状況でどのように振る舞うかと ユーザーに再起動を延期する可能性を提供するかどうかを 定義します。

同じ動作を、returncodes_reboot オプションを持つ cmd コンポーネントで真似る事ができます。必要とされる再起動を知らせる カンマで区切られたリターンコードを指定するのに このオプションを使って下さい。

サイレントインストール(ベーシックと UI なし)では、再起動が求められる時には 再起動する選択がユーザーのために 自動的になされます。

再起動シナリオで、インストールを自動的に続行したり、あるいは例えば 再起動後にインストールを完了させるサイレント オペレーションを行う為に、 付加的なセットアップ コンフィギュレーション オプションが 使用されるかもしれません。

auto_start
再起動後を除く、自動インストール開始。
auto_continue_on_reboot
再起動後の 自動インストール開始。
reboot_cmd
付加的な再起動コマンドラインオプション。 例えば、再起動の前に開始されたプロセスを完了するために、ユーザー介在なしでベーシック UI インストールを行うのに /qb を指定できます。