ビルドするカルチャーの指定

コマンドラインで ビルドするカルチャーを指定する

culture スイッチを使ってビルドする為に light.exe 用に特定のカルチャーを指定できます:

light.exe myinstaller.wixobj -cultures:en-us -ext WixUIExtension 
        -out myinstaller-en-us.msi
これは light.exe に、WixUIExtension から en-us リソースを使って en-us インストーラーをビルド させます。

ローカライズ ファイルを指定している時に まだカルチャーを使用できます:

light.exe myinstaller.wixobj -cultures:en-us -loc mystrings_en-US.wxl 
        -loc mystrings_fr-FR.wxl -out myinstaller-en-us.msi
これは light.exe に、指定された en-US .wxl ファイルから en-us リソースを使って en-us インストーラーをビルドさせます。 -cultures を指定している時、マップしない -loc スイッチと共に指定された どの wxl ファイルも 無視されます(この場合では mystrings_fr-FR.wxl)。

ニュートラル(不変)カルチャーは neutral を使って指定され得ます:

light.exe myinstaller.wixobj -cultures:netural -loc mystrings_en-US.wxl 
        -loc mystrings_fr-FR.wxl -loc mystrings.wxl -out myinstaller.msi
これは light.exe に、mystrings.wxl ファイルから ニュートラル リソースを使って ニュートラル インストーラーをビルドさせます。

フォールバック カルチャーを指定する為に カルチャーとローカライズ ファイルを一緒に使用できます:

light.exe myinstaller.wixobj -cultures:en-us;en -loc mystrings_en-US.wxl 
        -loc mystrings_en.wxl -ext WixUIExtension -out myinstaller-en-us.msi
これは light.exe に、まず en-US ローカライズ ファイル(mystrings_en-US.wxl)、その次に en ローカライズ ファイル(mystrings_en.wxl)、最後に WixUIExtension から ローカライズ変数を 使って インストーラーをビルドさせます。

Visual Studio で ビルドするカルチャーを指定する

インストーラーの製作の間、ビルド時間をスピード アップする為に いくつかの言語のビルドを一時的に 無効にしたいかもしれません。メニューで プロジェクト > プロジェクト名 のプロパティ に行き、ビルド タブを選択する事によって これをできます。 ビルドするカルチャー フィールド中で、ビルドしたいカルチャーやカルチャーの グループのセミコロン リストを入力して下さい。

ビルドするカルチャー は、.wxl ファイルがターゲット カルチャーの為に提供 されていない時に、ビルドするカルチャーを指定するのに使用されるかもしれません。例えば、 ru-RU .wxl ファイルだけが提供されている時に en-US インストーラーと ru-RU インストーラーを ビルドするには、en-US;ru-RU を指定して下さい。ru-RU インストーラーの為の WiX ローカライズ 変数は、まず提供された .xwl ファイル、その次に参照された WiX Extension(例えば WixUIExtension) から来ます。en-US インストーラーの為の WiX ローカライズ変数は、参照された Extension だけ から来ます。

ニュートラル(不変)カルチャーは neutral を使って指定され得ます。 英語(United States)、フランス語(France)、ニュートラル インストーラーは、以下を指定します:

en-US;fr-FR;neutral

ビルドするカルチャー は、単一のインストーラーをビルドするのに どのように 多数の wxl ファイルを使用するかを指定するのにも 使用されるかもしれません。それぞれの カルチャーやカルチャーのグループは、個々の MSI をビルドします。カルチャー グループ は、カンマ で区切られたカルチャーのリストで構成されて、WiX ローカライズ変数で 使用されるフォールバック カルチャーを指定する為に 役に立ちます。多数のカルチャー グループが 多数の出力をビルドするのに セミコロン で区切られているかも知れません。

primary1,fallback1;primary2,fallback2

下の例は、3 つの .wxl ファイルから 2 つのインストーラーをビルドするのに必要とされる 設定を デモンストレーションしています。en-US と en-GB の両方のインストーラーが、3 つのローカライズ ファイル、setupStrings_en-US.wxl, setupStrings_en-GB.wxl, setupStrings_en.wxl を使って ビルドされます。 サンプルは、両方の完全にローカライズされたインストーラーの間で ニュートラル英語トランスレーションを 共有するのに 2 つのカルチャー グループを使用します。