Heat

様々なインプット フォーマットから WiX オーサリングを生成します。

heat が実行される度に毎回 アウトプットファイルを再生成して、あらゆる変更が失われます。

使用法

heat.exe [-?] harvestType <harvester arguments> -out sourceFile.wxs

 

Heat は以下の採取タイプ( harvesting types )をサポートしています:

Harvest Type

意味

dir 

ディレクトリーを集める。

file

ファイルを集める。

project

Visual Studio プロジェクトのアウトプットを集める。

website

IIS ウェブサイトを集める。

perf

カテゴリーからパフォーマンスカウンターを集める。

 

Heat は以下のコマンドラインパラメーターをサポートしています:

スイッチ

意味

-ag

コンパイル時にコンポーネント guid を自動生成。例えば Guid="*" をセットする。

-gg

ただちに guid を生成する。heat が実行される時にすべてのコンポーネントが guid を与えられます。

-g1

中括弧なしのコンポーネント guid を生成する。

-ke

空のディレクトリーを保持する。

-nologo

heat のロゴ情報表示をスキップする。

-out

アウトプットファイルを指定する(デフォルト: カレントディレクトリーに書く)。

-pog:<group>

Visual Studio プロジェクトのアウトプットグループを指定する。以下の内の1つ: Binaries, Symbols, Documents, Satellites, Sources, Content.

  • Binaries - プロジェクトの主要なアウトプット、例えば アセンブリ exe や dll 。
  • Symbols - デバッグシンボルファイル、pdb 。
  • Documents - ドキュメントファイル。
  • Satellites - ローカライズされたリソースアセンブリ。
  • Sources - ソースファイル。
  • Content - コンテンツファイル。

このオプションは複数のアウトプットグループのために繰り返されるかもしれません。例えば -pog:Binaries -pog:Content 。

-scom

COM エレメントを抑制する。

-sfrag

ディレクトリーとコンポーネントのための fragment の生成を抑制する。

-sreg

レジストリー収集を抑制する。

-suid

ファイル、コンポーネント、ディレクトリーのためのユニーク識別子を抑制する。

-sw<N>

すべての警告や特定のメッセージ ID を抑制する。例えば -sw1011 -sw1012 。

-swall

すべての警告を抑制する( deprecated 、使用を避ける事が望まれています)。

-svb6

VB6 COM 登録エントリーを抑制する。VB6 で作成された COM コンポーネントを登録している時 それが VB6 ランタイムコンポーネントの一部であるレジストリーエントリーを追加するので、 アンインストールに於いて VB6 ランタイムコンポーネントの破壊を避けるために VB6 コンポーネントに推奨します。

以下の値が除外されます:
- CLSID\{D5DE8D20-5BB8-11D1-A1E3-00A0C90F2731}
- Typelib\{EA544A21-C82D-11D1-A3E4-00A0C90AEA82}
- Typelib\{000204EF-0000-0000-C000-000000000046}
- これら2つのタイプライブラリを参照する あらゆるインターフェース

-t:<xsl>

XML ファイルでアウトプットを集めたトランスフォーム。

-indent <n>

インデントの数(デフォルトの4をオーバーライドする)。

-template:<template>

テンプレートを使用する。以下の内の1つ: fragment, module, product 。
デフォルト: fragment 。

-v

詳細な出力。

-wx[N]

すべての警告や特定のメッセージ ID をエラーとして扱う。例えば -wx1011 -wx1012 。

-wxall

すべての警告をエラーとして扱う( deprecated 、使用を避ける事が望まれています)。

-? | -help

 heat ヘルプ情報を表示する。

 

コマンドラインの例

ディレクトリーを集める

heat dir -gg -sfrag -template:fragment -out directory.wxs ".\My Files"

これは、サブフォルダ "My Files" を directory.wxs ファイルに単一フラグメントとして集めます。 見つかったすべてのファイルについて guid を生成します。

ファイルを集める

heat file -ag -template:fragment -out file.wxs ".\My Files\File.dll"

これは、"File.dll" ファイルを file.wxs ファイルに単一フラグメントとして集めます。 コンポーネント guid は "*" にセットされます。

Visual Studio プロジェクトを集める

heat project -pog:Binaries -ag -template:fragment -out project.wxs "MyProject.csproj"

これは、Visual Studio プロジェクト "MyProject.csproj" からバイナリーアウトプットファイルを project.wxs ファイルに単一フラグメントとして集めます。 コンポーネント guid は "*" にセットされます。

ウェブサイトを集める

heat website -template:fragment -out website.wxs "Default Web Site"

これは、ウェブサイト "Default Web Site" を website.wxs ファイルに単一フラグメントとして集めます。

VB6 COM コンポーネントを集める

heat file -ag -template:fragment -svb6 -out vb6file.wxs ".\My Files\VB6File.dll"

これは、VB6 COM コンポーネント "VB6File.dll" を vb6file.wxs ファイルに単一フラグメントとして集め、 VB6 ランタイム固有レジストリーエントリーを抑制します。

パフォーマンスカウンターを集める

heat perf "My Category" -out perf.wxs

これは、すべてのパフォーマンスカウンターを "My Category" カテゴリーから集めます。